11.08.2011

ハート2

最近、ハートものに縁があるらしい。何か良いことあるかな???
昨夜はこんなに可愛らしいハートに出逢えました。
すごくハッキリしているものもあってビックリしちゃう。



このハートの正体は、バラの花びら。「スプレーウィット」というカップ咲き、スプレーバラです。
カップ咲きというのは、コーヒーカップのようにコロンとした丸みがある品種の事なんだけれど、満開時の優しい印象がとても人気で、近年ではwedding bouquetには欠かせないですね。


可愛いとは認めるけれど、bridalで使用するには少々リスキーなカップ咲き。
満開になった時にそのコロンとした可愛らしさや、優しい印象、その良さがが最大限にでるので、式や披露宴の時間に合わせるように管理をしなくてはいけません。
早すぎればまだ5分咲きの硬い印象になってしまうし、満開時では式や披露宴の途中でパラパラと花びらが散り始めてきてしまう危険性も。
そう、そこで本当に頭を悩ませた私としては、プランナーの方にきちんと本当の事を伝えて欲しい!!!

雑誌に出てくる素敵なスナップショットは、束ねたばかりのブーケを冷房の効いた部屋で撮影しているし、1本痛んでしまえば別の花に差し替えます。本番ではないため、何回でもやり直しをして最高のショットを撮るのです。
weddingというのはやり直しや差し替えが出来ないし、1日という長い時間、ライトの光をずっと浴びるのでどうしても生花に負担がかかりやすい。冬場なんて暖房ガンガンだものね。その事を新郎新婦が知らなかったなんてことも多々あるのよねぇ。

プロである作り手が、打ち合わせの時に伝えないなんてもっての外。
当日新郎新婦ががっかりすることのないよう、生花というのは繊細なものだという事をきちんと伝えて、この仕事が世に認めてもらえるようになると良いな。

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