1年に1度の恒例行事、「新潟のおばあちゃんに会いに行く」を実行すべく、旦那様は今年もちょっと遅い夏休みをとりました。
毎年毎年関越道でいっきに新潟まで走り、2泊3日をゆったりおばあちゃんと過ごすのですが、今年は残念なことにおばあちゃんがホームでお世話になり始めたので、面会時間も限られます。
山梨でフルーツ狩り、清里のソフトクリームを堪能、八ヶ岳のアウトレット、長野の信州そばを楽しみ新潟入りすることに決めました。
1日目
朝6時出発。東名で御殿場まで行き、富士山を横目にしながら中央道に。
寄りましたよ、足柄。久しぶりにスタバの甘ーいのを飲みながら栄養補給。朝ごはんもこちらで済ませました。
道路混雑もなくスムーズに勝沼に到着。
まだまだ時間が早かったので周辺をドライブ。こんな所を偶然見つけて、一休みすることに。
うわぁ、寄って来る寄って来る。気持ち悪い。正直、私は鯉が苦手です。あの大きな口パクパクはちょっと…。
ダ 「おいでよぉ」
私 「だから嫌いだって言ってるじゃん」
少々キレ気味の私。
広い敷地にはハーブの香りが微かにして、手で擦りながら進むと癒されるぅ。
ゼラニウム、良い香り。
辺りはどこもかしこも葡萄園。たくさんのありすぎてどこに行けば良いかもわかりませんでしたが、私のはずれることの少ない「勘」に頼り、ハーブ園横にあった 「勝果園」にお邪魔することに。
駐車場の上からすでに葡萄の木陰。すっごい素敵。ナパバレー日本版ってところでしょうか?(にはちょっとならないかぁ)
これ、全部試食で頂いたもの。5種類のぶどうを頂きましたが、全部つなぎ合わせれば一房になってしまいそう!!!
私はフルーツを食べるとき、バナナ以外は必ず冷蔵室で冷やしてから食します。ぬるいのが嫌いだからだけど、???ここの葡萄はそのままでも美味しい。
初めて出逢った「ゴルビー」という品種は(写真左下のマスカットに挟まれている赤)、ゴルバチョフ旧大統領が来日した記念で作られたそう。日に当てないと甘みが増さないためいちいち紙をはがしたり、まいたり、年によって実のバラつきも多いそうで、本当に手間がかかるそうです。
「そうなんだぁ。あまりにも美味しくって。」と、感心する私に
「これだよな?」と、さらにゴルビーの試食を追加してくれたおじちゃん。ありがとう。
帰り際、「良かったら車の中で食べてください。」
!?!?!?ビニール袋いっぱいに葡萄を持ち帰らせてくれました☆すごい、ピオーネ一房。サンシャインマスカット半分。ゴルビーもしっかり入っておりました。試食で頂いた物より豪勢。お兄さん、ありがとう。
スタッフの方も本当に親切だし、美味しいし、「勘」は大当たりでした。
皆さまも是非足を運んでください。
で、車を走らせ次なる目的地を探していると、ひときわ目立つワイナリーが。
なんか素敵でしょ。
店員 「お好みのワインを試飲してくださいね」
酒を飲まない私、ワインをちょっぴり楽しむ旦那じゃ、もったいなかったなぁ。偶然見つけたこのワイナリーも、店員さんはとても親切。なんか得した気分。ワイン好きの両家の母親達に素敵なお土産を見つける事が出来て良かった。旦那様も久しぶりに楽しむ気になったようでお勧めを購入。
つまらなそうにしている私を横目にした旦那様は、コンコードを絞って加糖した100%ジュース「あさやのしぼり汁」を買ってくれました。車の中でなんか納得しない私。
私 「あたしもワイン飲もっかなぁ」
ダ 「どうしたの急に???」
私 「だって、自分の好きなものをチョビチョビ楽しむなんて良いじゃん。」
「晩ご飯作りながら飲むのがほうじ茶じゃねぇ…」
ダ 「じゃぁ、さっき買った葡萄ジュース、チョビチョビ楽しめば?」
私 「それじゃぁ腐っちゃうじゃん!!!」
旦那が何度か家族で旅行したという清里へ向かいます。目的は清泉寮のジャージー牛乳ソフトクリーム。キープファームをうろうろして清泉寮へ向かうと、一面のひまわり畑が。姪っ子にゃんにも見せてあげたかったな。
残念なことにジャージー牛は見る事が出来ませんでした。代わりに牛を。
私 「うちも1匹くらい、牛飼おうかぁ」
ダ 「なんで?」
私 「だって、雑草食べてくれるよ。掃除が楽じゃん」
「牛乳も出てくるし」
ダ 「家じゃ狭くて上手に育たないよ。ストレスになっちゃう」
私 「牛ってストレスあるの?ただ草食べるだけだよ??」ダ 「あるよぉ。誰にだってある」
私 「そっか、じゃぁかわいそうだね」
ソフトクリームで満足の私たちは八ヶ岳アウトレットへ。ここは本当に何もなく、小さくて残念。早めにきりあげて懐かしい、小淵沢リゾナーレへ。
ここは前の職場があった場所。私は元町~軽井沢を行き来していたので、小淵沢は2回程しか訪れなかったけど、雰囲気のあるこの場所は大好きでした。
夕方で暗くなっていたので、素敵な雰囲気を十分にお伝えできないのが残念。
レストランに入ろうとするも、完全予約制。宿泊客の利用でほぼ100%満席なのだそう。残念でした。
ならば、旦那様が食べたいと願っていた「ほうとう」を食しに!!!
事前に調べておいた所へナビを設定しましたが、いざ着いてみるとガラガラ…。まだ19時だというのに私たちの貸し切り…。ここ、大丈夫?
うんうん、美味しかったよぉ。旦那はうなぎ丼セットのかぼちゃほうとう。私は豚ほうとう。大きな野菜がゴロゴロ入っていて、野菜だけでもお腹いっぱいだ。
あっつあつのほうとうは夏バテ気味の体に優しいかもぉ。たまにはこういう熱い物を頂かないとね。旦那チョイスは大当たり。ありがとね。
お腹も満たされ大満足の私たちはホテルへ。諏訪湖前に位置する宿を、旦那様が素泊まりで予約してくれておりました。温泉だけを満喫。
いやぁ、長い移動距離。ゆったりテレビでもと思っていたけど、ソッコウいびきの私だったそう…。
2日目。
この日も長い移動距離になる予定。特に予定や計画は立ててなく、ぶらっと諏訪湖の周辺をウォーキング。
昔は50メートル位の高さまで温泉が噴き出していたそうだが、地震で変動したのちには、自力では噴き出すことはなくなり、ポンプの力で噴射させているという。ちょろちょろと岩の間から温泉が出ております。
かりん汁、かりんのど飴、かりん砂糖漬け。たくさんあるなかから、かりんちゃんタオルを姪っ子リンにお土産。
新潟へ向かう前に、そば好きダーリンがどうしても食べたかった信州の十割そば。事前に調べていた「そば処 西屋敷」へ向かいましたが、市街中心部から離れてさらに主要道路から民家の中へ。
「本当にこんなところにあるのかなぁ?」
ありました。ようやく見つけた西屋敷は、築150年の古民家。手入れはされていないけど?素敵な庭を見ながらのお蕎麦。
私は小もりそばと、野菜天ぷらをチョイス。ふだんおそばに執着しない私が、「おそばって、美味しいんだねぇ。」お店で頂く雰囲気ももちろん+になっているとは思うけど、細ーく切ってあるめんはスルスルっと喉を通ります。あー、美味しかった。
本当なら小布施辺りをのんびりしたい所ですが、これから新潟へ向かうという大仕事が待っているのでそろそろ移動を。上信越に乗っかって、一路新潟を目指します!!!
初めて通る上信越は新しい発見ばかり。
ダ 「エムウェーブだよ」
私 「あぁ、船木ぃ~の場所?」
私 「あぁ、小布施の栗食べたかったなぁ」
ダ 「そうだねぇ、また来ようよ。」
私 「松本って、松潤が生まれたとこ? 」
ダ 「絶対に違うでしょ」
くだらないことを永遠と話してたら、海が見えた!!!日本海だ!!!米山SAでちょっと休憩。
そこからさらに2時間。長い長い新潟を横断して、もう日が落ちちゃうギリギリのタイミングで関川に。明日は出張でいないというおじちゃんにごあいさつ。
1年ぶりかぁ。またたっくさんのお土産を頂いてしまいました。今回はさらに、私がずうっと狙っていたガラス製の「浮き」を頂きました。
伯父ちゃん 「持ってくか?」「こんなものどうすんだぁ?」
と言いながら暗くなった裏から運んで来てくれました。嬉しいぃ!!!
私 「庭に飾ります!!!」
いつもいつも、たくさんありがとうございます。
予約してあった宿のご飯が19:30最終。一緒にお茶をしてちょこっとしたら、急いで瀬波に。
昨年も同じ宿だったので、インターネット予約の時に旦那様がそれをアピール。繁忙期がずれていたこともあったのか、なんとお部屋のグレードアップ!!!新館の、見晴らしの良い階に、大きな部屋でラッキキー。
うん、懐かしい感じの夕食。鮭、いくら、ぜんまい、お麩。これぞ新潟。
残念なことに館内、温泉の写真はないのですが、本館のお風呂もすべてリニューアルされていて綺麗になってました。車の中が長いのでお尻も限界でしたが、露天風呂からは日本海、田んぼ、山、景色を楽しみながら満喫できました。
3日目
旅の目的、おばあちゃんに会う日。
朝はゆっくり露天風呂を楽しんで、朝食バイキングに。いつも本当に不思議なのが、ふだんから量を食べない私が、ここに来ると朝からドカ食い。
クロワッサン、デニッシュ、大盛りサラダ、スクランブルエッグ、ハム、オレンジジュース。家ではこんなに食べれないのにまだまだ続きます。
お次は和食。さすがに小盛りだけれど、いくらご飯は外せません。こっちで食べるいくらって、本当に美味しいんだよ。
しめはデザートでなければね。フルーツにヨーグルト。
ダ 「大丈夫?」
という心配をよそに、みごと完食。
10時過ぎの体操の時間後が良いと伯父ちゃんに聞いていたので、その時間におばあちゃんのもとに。足を骨折してから入院生活が始まり、痴ほうが進んでしまったおばあちゃん。もちろん、私たちが行くとも知りません。ちょっと緊張。
旦那様との結婚が決まり報告に来たのが2007年。毎年畑仕事を一緒にやって、近くにある温泉施設で足湯をしたり、ソフトクリームを食べたり。コメリやジャスコに買い物に行く普通の夏休み。でも、両家とも横浜に実家がある両親のもとで育った私には、田舎という場所が、畑仕事が、とても新鮮で贅沢な夏休みになっていたのです。
方言が難しく50%位しか理解出来ずにいつも旦那が間に入ってくれていたけれど、おばあちゃんとの時間はとても特別でした。
施設でのおばあちゃんは、自慢だった真っ白の綺麗な髪の毛が短く切ってあって、小さい体が余計に小さく見えた。けど、話に聞いていたより元気だし、旦那の事もうっすら覚えているようで、話をして説明すると孫だとわかる。私の事は孫の妻だと理解するので、孫をお願いすると何度も頼まれました。
長い時間はいられないので2時間くらいしかお話し出来なかったけど、おばあちゃんには変わりなく、やっぱりチャーミング。
おばあちゃんが大好きなオロナミンCを一緒に飲んで、笑って、楽しかった。
いつもするように、一緒に撮った写真を本にして今年も送ろう。
いつもよりもさらに長~い移動距離だったけど、素敵な夏休みになりました。
旦那が帰りに強行突破しようとしていた入間アウトレットは実現せず、またの機会に遊びに行くことに。
お土産も届きました。
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